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フェラガモの修理|オールソール

フェラガモの紳士靴のオールソール交換をさせていただきました。
またもオールソール交換前の写真を撮り忘れてしまったのですが、せっかくなのでオールソール交換後の写真だけでも見てください。

フェラガモは本来婦人靴のブランドとして始まった経緯から、紳士靴でも婦人靴の製法であるセメント製法(糊のみで接着されている製法)で作られているものが多く、また底の厚みも紳士靴にしては薄く一層(紳士靴は二層が定番)で作られているケースが目立ちます。

想像するにこれらの特徴は歩き心地を良くさせるためだと思われます。
人間は歩行時にボール部(親指の付け根と小指の付け根を直線で結んだ線上のこと)を曲げて地面を蹴り出しますが、底材を縫わないことや薄くすることでその動作はしやすくなります。
実際当店でも紳士靴のフェラガモが他のブランドに比べて軟らかく、足が疲れにくいと仰る方は多いです。

セメント製法からマッケイ製法へ

今回のフェラガモのオールソールは、足の返りがいいように底は一層のままに薄く保ちつつも、底面を縫うことで(セメント製法からマッケイ製法への移行)製法を変えさせていただきました。

フェラガモのオールソール

その大きな理由として糊接着のみで底が付いている場合、その糊が劣化しただけで靴底が取れてしまい機能を失います。そこで今回のように縫いを入れてやることで「糊接着+縫い」となり、例え糊が劣化しても糸が切れない限り履ける靴となります。
僕の経験上、男性ならば縫いを入れて底に多少硬さがでても気にせず履ける方が多いですし、ある程度履いた靴に後から縫いのみをかける事も可能です。

フェラガモのオールソール②

ハドソン靴店

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昭和36年 初代店主 佐藤正利
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© ハドソン靴店
写真:安倍 恭平