靴職人の靴修理とオールソール交換

靴職人が営む横浜最古の靴修理店

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靴ギャラリー|ソール交換

J.M.WESTON ウエストンのソール交換

J.M.WESTON | ジェイエムウエストン | ゴルフシューズ | 修理 | オールソール

Before

J.M.WESTON | ジェイエムウエストン | ゴルフシューズ | 修理 | オールソール

After

ブランド
J.M.WESTON
修理内容
ソール交換
コメント
J.M Weston 1891年、フランスのリモージュで創業の高級靴メーカー。「ゴルフ」「180」などの名作で多くのファンを魅了しています。サイズ展開も4mmピッチ、ワイズもA~Fと多く、このフィッティングサンプルでより自分に合った靴を見つけれるのも、ウエストンの特徴とも言えます。

今回のお靴は、ご依頼主のお父様が履かれていたゴルフシューズを、街履き用にしたいので、仕様変更のオールソールをして欲しい、との事です。

「ゴルフ」の名の通り、まさにゴルフシューズです。私共も初めて見て感動しました。「ゴルフ」を敢えてゴルフシューズで作ったのか、「ゴルフ」の原型になったゴルフシューズなのか。。。大変貴重なお靴です。
このお靴、グッドイヤーかと思いきやステッチダウン。そして、今や禁止となったスチールピン。着脱式の泥除け。色々と見どころがありますね。数十年前のものとは思えない程の状態の良さで、ばらして中を見るのが楽しみです。

ソールを外して驚きましたが、これはライニングで掬い縫いをしていました。ライニングで掬い縫いをかけたウェルトに甲革を沿わせて、出し縫いを掛けてステッチダウンにしています。「ヴェルトショーン製法」と呼ばれるこの製法、グッドイヤー製法とステッチダウン製法の特性を併せ持ち、とても貴重な製法で、なかなか見ることが出来ないんです。私も、以前に勤めていたメーカーで、この製法に携わった事があるのですが、かなり手間の掛かる製法です。

コルクやシャンク、中底も経年を感じる良いものでした。ゴルフシューズなので、ソール、積上げ、リフトにはオイルベンズが使用されていたと思われます。経年による糊の劣化もありますが、オイルベンズは糊付きがあまり良くないので、ウェルトとソールの間に包丁を入れて出し縫いを切る作業が行いやすいです。
新しくする仕様も、雰囲気を壊さずに雨に降られても良い様にと、リッジウェイのソールを使用。コバのボリュームも欲しいのでミッドソールを入れています。

アッパーの状態も非常に良いので、これからまた20年、30年と履いて頂ければ幸いです。