底付師のオールソール工房

昭和三十六年
初代店主 佐藤正利
平成二十三年
二代目店主 村上塁

クロケット&ジョーンズ(ハンドグレード)の修理|オールソール

クロケット&ジョーンズのオールソールです。

クロケット&ジョーンズのハンドグレードラインは、アウトソールにレンデンバッハが使用され、底部に掛けられるステッチは見せないようにヒドゥンチャネル仕上げとなっています。

今回はお客様の御希望により上記の仕様(既成靴と同じ)でオールソールをさせていただきましまた。

 

クロケット&ジョーンズのハンドグレードラインのオールソール

写真が…汚いですがクロケット&ジョーンズのハンドグレードラインのオールソール完了です。

独特の色味やムラ感を持つレンデンバッハ

イタリーに比べて、ドイツ製のレンデンバッハが独特の色味やムラ感を持っているのは、オーク材の室に1年程寝かせて鞣してるからです。

ブランデーのように寝かせている間にオーク材に染色され、それがオークバークのレンデンバッハを足らしめる証となるのです。

日々色々なブランドに触れていると、ロゴを確認する前にシルエットや雰囲気でブランド名が分かる製品がありますが、物作りに携わる1人の人間としてそこに嫉妬や憧れを抱きます。

靴職人として歩む程にそれらを産み出す作業というのが並大抵のことではないと感じさせられます。