靴職人の靴修理とオールソール交換

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Florsheim フローシャイムのソール交換

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After

ブランド
Florsheim
修理内容
ソール交換
コメント
Florsheim
1982年、ミルトン・フローシャイムがシカゴにて創業。
第一次、第二次世界大戦の際、アメリカ軍の軍靴を生産したり、新しい生産・物流システムや販売方法などを用い、事業を発展させていきます。
しかしながら、ブランド自体は、買収や買収元の破産など、厳しい状況に置かれます。
その様な状況下でも、様々な企業努力を重ね、クオリティとブランドを守る姿勢を崩すことはありませんでした。
現在でも多くのファンを魅了してやまないブランドですが、特にデッドストックは人気が高く、当時の品質の高さを物語っています。
ライニングの印字、ロゴ、インソールの形状、様々なポイントで年代判別ができ、希少性の高いものは、高値で取引されています。

そんな今回のお靴を調べてみると、Imperial Qualityシリーズの1979年9月製”Kenmoor”。
コードバンでこの状態は、素晴らしいとしか言いようがありません。このお客様は、コードバンのお靴しかお持ちでないとの事で、お写真を見せて頂いたり、他の修理をさせて頂いたお靴を拝見しましたが、どのお靴もメンテが行き届いており、数十年前のものとは思えないお靴ばかりです。
体調が良くなり、また昔の様に履きたいという事で、当時のソールを再現して欲しいというご依頼でした。

ポイントは、木目の様なソール、リフトの”Square-Nail”と”V-Cleat”。
まず、”Square-Nail”と”V-Cleat”はデッドストックの在庫を使用しました。
この2つ、どちらかだけとなると雰囲気がかなり変わってしましますので、できればセットで施工したいですね。
ただ、インフラが整備されている現在では、滑りますので、それをご承諾頂いてという事になります。

そして、あの独特な木目調のソール。当店オリジナルで作っている染料を用いて、色々と工夫をしながらですが、あの雰囲気に近づける事ができました。

染料も、塗る量、乾かす時間、バフの当て方など、様々な条件で仕上がりが変わります。
お客様からのご要望に添える様にと、業者の方と試行錯誤を繰り返し、現在では、数十種類もの染料を使い分け、ソールやコバを仕上げております。

今回のお靴の様に、アッパーさえ状態を保てていれば、製法にもよりますが、数十年前のお靴でも長く履いていくことができます。
購入当時の事を思い出しながら、心躍らせて履いて頂ければ幸いです。